光を操る濱口アナスタシア、Profotoで魅せるポートレートの魔法
執筆者:Profoto Japan
自己紹介
濱口アナスタシアです。ファッション、アート、ポートレートを中心に活動しており、近年はソロアーティストとしての表現にも力を入れています。モノクロを基調とした、ダークで憂いを帯びたトーンが私のスタイルです。これまで東京や京都で個展を開催し、PhotoVogue や Mob Journal など、国内外のメディアにも作品を掲載していただきました。
Photo: Hamaguchi Anastasiya
今回の撮影について
今回の撮影では、Profoto のライトシェーピングツールが私の Fujifilm システムとどれほどシームレスに連携できるかを試しました。特に、ポータブルライティングがポートレートの肌表現に与える影響に注目しています。
使用したのは、Profoto B30 とその ソフトボックス & グリッド、 A2 Connect キット 、そしてClic 色効果フィルターキット。どれも非常に実用的で、表現の幅を広げてくれるツールでした。
コンセプトは「観る人に語りかける」ような、映画のワンシーンのようなポートレート。普段は自然光での撮影が多いのですが、Profoto のライティングが持つ可能性に強く惹かれました。
Photo: Hamaguchi Anastasiya
普段の撮影では、人物とプロダクトのどちらが多いですか?
人物です。ポートレートは常に対話のようなもので、同じ条件でもまったく異なる写真が生まれます。プロダクトは技術的に完璧に仕上げることができますが、人間が持つ予測不能なエネルギーこそが、本当の美しさだと感じています。
Photo: Hamaguchi Anastasiya
Profotoを初めて使ったときの印象は
一番驚いたのは、その直感的な操作性です。複雑な設定は一切不要で、すぐに接続して撮影に集中できました。
特に気に入っているのは Profoto A2 Connect キット。コンパクトで軽量ながら十分なパワーがあり、デザインも洗練されています。ロケーション撮影が多い私にとって、まさに理想的なツールです。
Photo: Hamaguchi Anastasiya
ライトシェーピングツールを使うことで、シーンの雰囲気を一瞬で変えることができました。
特に、Profoto A2 で使ったClic 色効果フィルターキット は、まるで画家のパレットのように、ひとつの変更でまったく異なる物語が始まるような感覚です。Clic シリーズのアクセサリーは操作性がよく、とても快適でした。
B30 だけでも十分に雰囲気をつくり、美しい影を描き出せますが、よりアート感を強めたいときにも、さっと色を加えられる機動力の高さは、A2 のコンパクトさならではだと感じました。より映画のようなムードを演出することができました。
カメラにトリガーを装着するだけでコントロールできるのも、撮影の流れを止める必要がなく素晴らしいです。

Photo: Hamaguchi Anastasiya
ワイドとクローズアップ、光の作り方について
スタジオ撮影にもかかわらず、ワイドでもクローズアップでも一貫して美しい光を作り出すことができました。大きなソフトボックスを使いたかったので、自然に B30 に手が伸びました。B30 は、ナチュラルな質感の光を生み出してくれるライトで、その期待にしっかり応えてくれました。大きなアクセサリーのセットアップも柔軟で、ひとりでもスムーズに調整可能です。
Profotoを使って驚いたことは
正直、もっとワークフローに組み込むのは大変だと思っていました。でも、実際にはとても自然で、まるで最初から自分のセットアップの一部だったかのように感じました。
Photo: Hamaguchi Anastasiya
今後に
これからは、Profoto のツールを私の撮影の基盤として活用していきたいと考えています。スピードと雰囲気づくりが求められる現場において理想的であり、光を通して自分のスタイルをさらに発展させる自由を与えてくれると感じています。
最後になりますが、Profoto を通じて、これからも自分らしい表現を追求し続けたいと思います。今後の作品にもぜひご期待ください。
写真家:Hamaguchi Anastasiya (@hamaguchi_anastasiya)
モデル:Asad Adiluly (@assad.adiluly)