タイトなスケジュールで完璧なショットを撮るには、精度と柔軟なライティングが不可欠です。
ファッションやセレブリティ撮影で活躍するYu Tsaiが、コンパクトで柔軟なライト

著名フォトグラファーYu Tsai氏は、何よりもまず“ストーリーテラー”であると自負しています。「私の仕事は物語を創り上げること。でも、それをとても速くやらなければならないんです」と彼は語ります。

その好例が、最近の秋をテーマにしたファッションシュート。限られた時間で4枚のショットを撮影しなければならず、さらにスタジオ内を素早く移動し、その後屋外での撮影へと続けるという追加のチャレンジもありました。

多くのフリーランスフォトグラファーと同じように、ムードを捉え、イメージで物語を語り、次の撮影へと駆け抜ける。そのスピード感は刺激的です。
しかし、それを実現するには、信頼できる機材が欠かせません。

「時間に制約がある中で、頼れるライティングは本当に重要です」とYu Tsai。「だから、1分でストーリーを語れるんです。」

彼が選んだのは、新しい Profoto D30, 高速リサイクル、バイカラーLEDモデリングライト、3つのフラッシュモード*、そして多彩なProfotoアクセサリーとの互換性。D30は無限のクリエイティブオプションを提供します。

「今回のコンセプトは、モデルを秋らしい温かみのある光で包み込むことでした」とYu Tsai氏は語ります。
「同時に、映画のようなシネマティックな雰囲気も演出したかったんです。」その実現に欠かせなかったのが、D30の卓越したテクノロジー。Profotoのジェル、ソフトボックス、リフレクターなど多彩なアクセサリーを組み合わせ、光を自在に操りました。「光と遊ぶことができたんです」とYu Tsai。「柔らかな光も、力強い光も、自由に創り出せる柔軟性がありました。」

「最初のショットでは、モデルが高く舞い上がるような感覚を表現したかったんです」とYu Tsai氏は語ります。
複数のProfoto D30を駆使し、ソフトライトリフレクター、ソフトボックスオクタ、そして2つの長方形ソフトボックスを組み合わせました。「バックライトが彼女を包み込んでいます。でも、それは硬い光ではありません。やわらかく落ちていくことで、彼女は堂々と、そして上昇しているように感じられる。私たちは彼女とつながりを感じるんです。」

そのつながりを生み出すには、信頼できるライティングが不可欠です。「求めるイメージを実現できずに苦労していたら、人の魅力を引き出すことはできません」とYu Tsai。
「私にとって“スムーズさ”はとても重要です。ライティングが複雑だったり、機材に問題があったり、技術的なトラブルがあれば、どうやってモデルに安心感を与えられるでしょう？」

「ファッションのエディトリアル撮影では、ストーリーを語るためにさまざまなライティングテクニックを使うのが好きなんです」とYu Tsai氏。
「だから、スピードが必要なんです。」

2枚目の写真では、モデルが一輪の花をやわらかく空中に揺らす瞬間を捉えたいと考えました。
「こういう予期せぬ瞬間を捉えるために、ライティングが助けてくれる必要があります」とYu Tsaiは語ります。

彼は高速リサイクルを誇る複数のD30に加え、ソフトボックスオクタ、2つの長方形ソフトボックス、そしてスモールフレネルに赤いジェルを使用。「顔に広がる美しい赤のトーン、背後から差し込むオレンジ、そして深い影の落ち方：それが一枚の完成された絵です。」

その体験は、まるでバレエを見ているようだったと彼は振り返ります：
「モデルは花とともに踊り、ライティングはそのダンスに音楽を奏でていたのです。」

最終イメージに込められた控えめな表現、柔らかなモスリンのひだが優しい背景となり、ライティングの選択が巧みに生かされています。
「4枚目のイメージを見た瞬間、こう思うでしょう。『光はどこにある？』」とYu Tsaiは語ります。
「でも、美しいイメージに光が主張する必要はないのです。」
今回は、D30をメインライトとして使うのではなく、自然光を引き立てるためにD30と2つのソフトボックスを組み合わせました。

「たくさんの光を使う代わりに、私たちはD30で“形づくりました”。まるで光で彫刻を作るように、被写体を捉えるためにライティングを創り、磨き上げていくのです。」

 

「限られた時間で複数のライティングセットアップを実現するには、私自身が柔軟である必要があり、ライティングも同じです」とYu Tsai氏は語ります。
彼は、シルクの布を2つのソフトボックスでバックライトし、キーライトにはグリッド付きソフトライトリフレクターを使用。D30を駆使して、ムーディで柔らかなイメージを生み出しました。

 

「コンパクトなサイズだからこそ、D30はライティングを何度も切り替える撮影に最適です」と彼は語ります。
「さらに、Profotoのすべてのアクセサリーに対応できる柔軟性があるのも魅力。どんなに複雑なライティングを求めても、この互換性があれば、プロセスはシンプルで実現可能になります。」

Yu Tsai氏のようなセレブリティやポートレートフォトグラファーは、常に動き続けています。ロケーションを次々と移動し、ポートレートや異なるセットを撮影し、さまざまなライティングが必要になる――そんな状況でも、D30はどんなシナリオにも柔軟に対応し、ストーリーを語り、フレームごとに感情を捉えます。

Yu Tsai氏の作品やライティングセットアップの詳細は、Share the Light profile  でご覧ください。