Setup 2 - Max color set
執筆者:Jake Hicks
4つのライト。4つの役割。そして、無限のインパクト。
セットアップ 1が「抑制」をテーマにしていたなら、このセットアップは「すべてを解き放つ」アプローチ。
Jake Hicksは L600C のカラーパフォーマンスを最大限に引き出し、ブルー、ピンク、オレンジの光を重ねて、立体感と質感が際立つ大胆なビジュアルを創り出しています。ただ派手なだけではなく、光の制御が行き届いた、完成度の高いクリエイティブライティング。
ライトの数に圧倒される必要はありません。
それぞれのライトに明確な役割があるとき、複雑さはクリアな表現力に変わります。
使用キット

解説
次のセットアップを見ると、少し難しく感じるかもしれません。でも実際には、今回は4灯それぞれに明確な役割があり、ポイントを押さえれば構成はとてもシンプルです。まずはキーライトから説明していきましょう。ここでは、私の右側に配置した大きなブルーのライトがキーになります。
このブルーライトは、L600C に Profoto アンブレラ ディープ ホワイト XL を装着したものです。セット全体を広く照らしつつ、背景へのスピル(光漏れ)を抑えるため、少し角度をつけて配置しています。


3灯目の L600C はカメラ右側に配置し、深みのあるオレンジに設定しています。このライトには、精密な光コントロールが可能な Profoto スモールスポット を装着しています。スモールスポットを選んだ理由は、その独自の集光性能にあります。
Profoto スモールスポットは、ハードでエッジの立った光を生み出しながら、スピル(光漏れ)を最小限に抑える高いコントロール性を持っています。ポートレート撮影や商品撮影、ファッション撮影など、狙った場所に正確に光を当てたいライティングワークに最適です。
最大出力は 300W ですが、今回は 150W で使用しており、LEDライティングとして十分な明るさを確保しつつ、カラー表現や質感表現にもしっかり対応できる設定になっています。

Profoto スモールスポットは 300Ws 以内でご使用ください。
最後に、モデルの背後に Profoto B20 を配置して背景を照らしています。これは LED ではなくストロボですが、L600C よりもはるかにコンパクトなため、モデルの背後に隠しやすいという利点があります。
もちろん、L600C のように豊富なカラーモードから“理想のオレンジ”を選べるわけではないので、今回は手持ちのオレンジジェルをガファーテープで B20 に固定 して対応しました。ただ、ここで強調したいのは、LED ライトとストロボを1つのセットでシームレスに併用できるという点です。撮影スタイルに応じて自由に組み合わせられるのは大きな強みです。
